はじめに:数々のハイエンド機材を経て、今思うこと
これまで私は、デジタルアンプの進化と共に歩んできました。 ハードウェアではKemper、AXE FX2、HX Stompを所有し、ライブやレコーディングで使用。プラグインでもTH2、BIAS AMP2など、いわゆる「定番」と呼ばれるものは片っ端から試してきました。
そんな「機材沼」の住人である私が、今メインで使っているのがIK Multimediaの「TONEX」です。
今回は、なぜこれだけのハイエンド機材を知っている私がTONEXに行き着いたのか。実際に所有しているTONEX PedalやAmpliTube 5との連携も含め、その魅力を余すことなくお伝えします。
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1. 「音」の比較:最も”アンプ”に近いのはどれだ?
まず、皆さんが一番気にしているであろうサウンドについて。 結論から言うと、一番手軽に「アンプそのものの音」に最も近い音を出せると感じるのはTONEXです。
各社の特徴を私の主観で整理するとこうなります。
- AXE FX: ミッドレンジがギュッと詰まった濃密なサウンド。弾いていて非常に気持ちが良い「完成された音」。
- Kemper: わずかにコンプレッションがかかったような、CDで聴く音に近いまとまりの良い音。
- TONEX: アンプ特有の少し荒っぽさを含んだ「生々しさ」。 アンプのキャビネットの前に立った時のあの感覚。
もちろん、AXEの粘り気やKemperの整った音も素晴らしいですし、そこは好みの問題です。しかし、「アンプ直のリアルさ」を求めているなら、TONEXが一番気持ちが良いと思っています。
2. 驚異のコストパフォーマンス
かつて私が所有していた機材は、数十万円するのが当たり前でした。
また、私が学生の時はLine6のPODが全盛期でしたが、良くも悪くも「POD臭い」と言われていたので、生アンプとはやはり程遠いものでした。
しかし、TONEXは当時のハイエンド機材の数分の一の価格で、サウンドクオリティにおいてはそれらと同等、あるいは「生々しさ」において凌駕していると感じます。
「高い機材を買わないといい音は出せない」という時代は、TONEXによって完全に終わりました。これから機材を揃える人が、正直うらやましいです。
(ちなみに、私は大学時代にKemperを買うためにバイトを入れまくって、やっとの思いで買った過去の持ち主です)
3. 「アンプだけ」じゃない。アップデートで弱点を克服
リリース当初、TONEXは「アンプの音は最高だけど、リバーブやコンプレッサーなど、最低限のエフェクトがない」状態でした。
しかし、近年のアップデートにより、モジュレーションやディレイといった通常の演奏で困らないレベルの基本的なエフェクトがTONEX単体で使えるようになりました。これにより、以前のような「TONEXはアンプ専用、エフェクトは別」という割り切りが必要なくなり、これ1台で音作りが大半を賄うことが可能です。
さらに、AmpliTube 5と連携させれば、TONEXのアンプサウンドを核に、AmpliTubeの膨大なラック・ストンプエフェクトを使用可能。拡張性という意味でも、実は最強のシステムなのです。
4. ライフスタイルに合わせた「ハードウェア」の選択肢
TONEXのもう一つの魅力は、家でのプラグイン使用だけでなく、外に持ち出せるハードウェアの選択肢が豊富な点です。
- TONEX Pedal: これ1台でライブもレコーディングもコンパクトに完結させたい人向け。メイン機材として十分なスペック。
- TONEX One: 一般的なコンパクトエフェクターサイズにTONEXのサウンドを凝縮。既存のエフェクターボードに「アンプ」として組み込める画期的な製品。
家ではプラグインで音作りをし、そのプリセットをそのままPedalやOneに移してスタジオへ。このシームレスな環境が、非常にコンパクトな機材で構築できるのは現代のギタリストにとって大きなメリットです。
また、すでにライブで使用するメインシステムが揃っている人にはサブ機としての選択肢も大いにありです。バンドメンバーとのラフな練習でラックやアンプを持っていくことが億劫な人になる人が大半だと思いますが、これらはエフェクターボードどころかポケットにすら入るサイズ感ですので、実質ギター1本でスタジオに向かうことができるのは大きなメリットです。
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まとめ:迷っているなら「買い」の理由
数々のハイエンド機材を触ってきた私の結論です。
- とにかく「リアルなアンプの音」が欲しい
- 数十万円は出せないが、プロクオリティの音妥協したくない
- 家でも外でも、最小限の荷物で最高のサウンドを出したい
もしあなたがこれらに当てはまるなら、TONEXは間違いなく「買い」です。AXEやKemperを知る私から見ても、この価格でこの音が出る事実は、正直「反則」レベルだと感じています。
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